「水」と「界面活性剤」からできています(増粘剤が入っているものもあります)。
石鹸や洗剤のような洗浄作用・起泡作用を持つ化合物を「界面活性剤」といいます。
「界面活性剤」は、水にも油にも溶けるもので、分子骨格中に油に近い骨格と水に近い骨格を持ちます。次のQ2でも触れますが、この「界面活性剤」が加わることで「膜」を作れるようになります。
下記は「エチルアルコール」の化学式ですが、これも広い意味で界面活性剤と言えるかもしれません。
シャボン液の粘性を増して膜を割れにくくするために加えられる「増粘剤」は、その分子中に
「-OH」(ヒドロキシル基)という構造を持ちます。これは水分子を捕まえる性質があり、シャボン液から水分が蒸発するのを防ぐ効果もあります。分子量が大きく水の中で分子が動きにくくなるため、液の粘性が増すことになります。
「増粘剤」の例としてPVA系洗濯のり(PVA)などがあります。ポリビニールアルコールと呼ばれ、化学式は(CH2CH-OH)nです。